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水平器の知識

水平器の知識

勾配とは?

勾配とは、広辞苑では「傾斜面の傾き示す度合い。
普通、傾斜面の水平方向の変化に対する水平面からの距離の比をいう。」との解釈がなされています。
「勾配がぬるい」⇒傾斜が緩い、「勾配が早い」⇒傾斜が急である、などは日常よく使われている言葉でもあります。

土木工事で使われる法勾配とは

法面勾配ともいい、築堤、切取りまたは土止め壁等の法面勾配で、垂直距離に対する水平距離の割合で表現されます。
すなわち、1割5分とは一般に築堤の法勾配で、垂直距離1に対して水平距離が1.5のことをいい、
3分5里とは垂直距離1に対して水平距離が0.35のことをいいます。

建築工事で使われる勾配とは

屋根の流れなどの傾斜の程度は、勾配によって表わします。
日本建築古来からの尺貫法で表す習慣があり、屋根勾配は水平距離1尺に対する垂直距離(立ち上がり)何寸の割合で表現されます。
左図のように水平距離1尺につき垂直距離4寸であるから、これを4寸勾配といいます。

設備工事で使われる法勾配とは

一般に配水管を埋設する工事において排水の出口側に向かってある一定の勾配をつけて埋設されています。
この勾配をb/aで示し、a=1000mm、b=10mmの勾配を1/100勾配と呼んでいます。
また、1/100勾配は、1m当たり1cmの勾配なので1分勾配、2/100勾配は、
1m当たり2cmの勾配なので2分勾配と表現することもあります。